キン肉マン177話 友情と孤高!!の巻 感想

キン肉マン177話 「友情と孤高!!の巻」の感想です。

ラッキーゾーンに人が!?

ドームのグラウンドへ入場するキン肉マン。当然そこでは野球は行われておらずグラウンドの中央にリングが設置されています。観客が多すぎてラッキーゾーンを急遽立見席として開放しなくてはならないほどの満員御礼です。

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ラッキーゾーンにはバースら阪神の選手たちも(もう少し良い席を用意したげて……)。さらにお手製と思われるプラカードも掲げられています。「キン肉マンガンバレ」「打倒ネメシス」「マッスルデビル」(カレクックが命名。かなりコアなファンと思われます)「牛丼ひと筋」(!?!?)などなど。

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かつては野球に追いやられ、邪魔にならないように超人プロレスを行っていたキン肉マンも昔の話。今は正義超人代表として大観衆から声援を受けるまでに成長しました。反対に変わらないものもあります。それは正義超人の友情さ!観衆の中にはチエの輪マンにキューブマン、そして名(迷?)試合を繰り広げたキングコブラの姿もあります。これには流石のキン肉マンもうるっと来ています。

一日足らずでここまで手はずを整えられる。
これが我が宇宙超人教会の実力じゃあぁぁー!

超人閻魔に「開会実績がある」などと豪語していただけはあって完璧に会場を整えてきた委員長。この手際を国立競技場での正義超人席に活かせなかったものか……。

キン肉王族の白いケープ

キン肉王族の白いケープを纏い青コーナーよりキン肉マンがロープを飛び越え颯爽とリングイン。セコンドにはミート、テリーマン、ウォーズマンが付きます。

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なぜかキン肉マンの名前を2回呼ぶネメシス

それに対し赤コーナーよりネメシスもリングインします。身に纏うはキン肉マンと同じ「キン肉王族の白いケープ」!古くなりボロボロではありますがたしかに本物です。そしてセコンドには誰もいません。

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コスチュームは王位争奪戦の時のもの

かたや大王としてキン肉王族たる誇りを背負ってリングに立つキン肉マン。かたや自分のキン肉族としての出自を呪いと断じ、孤高を貫くネメシス。悪魔将軍も言う様にこの戦いはまさにシルバーマンとザ・マンの代理戦争。正義か、完璧か、友情か、孤高か、二人のキン肉王族の戦いがついに始まります。

「いい目つきだ では始めようか キン肉マン」
「へのつっぱりはいらんですよ!」

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おお!言葉の意味はわからんがとにかくすごい自信だ!ここでこの言葉が出るとは……。おそらく皆さんご存知第一巻からのキン肉マンの名台詞です。惜しむらくは『言葉の意味はよくわからんが~』がセリフではなく編集さんのアオリ文で書かれている点。せっかくのアオリですが単行本では載らないのではないでしょうか?もったいない!

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グレコはともかく三星だと別の会社になってしまいます…。

そしてこの試合前にこのセリフを出したということは、ネメシス戦が恐らくキン肉スグルの最後の試合となるのではないでしょうか?となるとザ・マンと戦うのはやはり……。

以上感想でした。お読みいただきありがとうございました。

176話 歴史を変える一日!!の巻 感想

ネメシス

キン肉マン 第176話「歴史を変える一日!!の巻」の感想です。弱腰のキン肉マンを命がけで説得したネプチューンマン(ただし懸けたのはキン肉マンの命)。言葉でなく拳で交わした激励を胸に、キン肉マンはメディカルサスペンションへ戻り、決戦への時を待ったのでした。

新時代を迎える朝!

メディカルサスペンションが解除され、キン肉マンもネメシスも共に怪我が回復、体調もバッチリコン。

「昨日はひどいことを言ってしまった」とウォーズマンに謝るキン肉マン。それに対しウォーズマンは「お前の力を知っているのは お前と戦った俺たちだ。それを今日戦うネメシスにもちゃんと見せてやれ」と檄を飛ばします。

「俺たち」というのはウォーズマンだけでなく今まで戦った数々の超人たち、特にリングで対峙した完璧超人のネプチューンマンとピークア・ブーも当然含まれています。

昨夜のネプチューンマンとピークア・ブーとの対面について、空気を読みミート君には一切話さないウォーズマン。体は機械だが心はさに非ず、情を汲み気遣ってやることができる熱い男です。

今日は甲子園で満塁ホームランじゃ!

超満員の阪神甲子園球場。意気揚々とやってきたもののラッキーゾーンでの一戦を思い出すキン肉マン。間借りしたラッキーゾーンで野球のおまけとして試合をさせられましたね。

私は何か間違っていたのか?

完璧超人側の控室で対峙するネメシスをストロング・ザ・武道(超人閻魔)。あれだけいた無量大数軍・完璧超人始祖たちは散り、残るのはこの二人だけ。

そんな中、武道はネメシスに語ります。「ずっと欺いていたことへの非礼」「完璧超人の門を叩いてくれたことに対する喜び」「ネメシスへの期待・信頼」そして「自分の迷い」。かつては同じ志を持っていた者たちが戦いで敗れ去り、あるいは自ら袂を分かち、ひとりひとりと自分の下から姿を消していきました。一度はダンベルの掟によって消失するはずだった自分の命が助かってしまった。そして生まれた迷いが上記の言葉を武道の口から吐露させたのです。

その言葉に対しネメシスは即座に答えます。「自分が完璧超人の理念に救われたこと」「完璧超人の理念こそが世を導く教えであること」「それを証明するためにキン肉スグルを必ず倒すこと」。

武道の「迷い」も「控室の天井が低いこと」も「ベンチがひん曲がっていること」もネメシスの目には映りません。ただひたすらに完璧超人の理念を信じています。そんな愚直なネメシスに対し武道は立ち上がり「期待している」と声を掛けました。

キン肉族としての矜持を携えて!

自分の試合を野球のおまけと思い込みラッキーゾーンのある外野へと向かおうとするキン肉マン。テリーマンやミート君がベンチからグラウンドへ出るよう促しても「野球の邪魔して審判や監督に怒鳴られても私は知らんぞ~」と疑心暗鬼。よほど思い出に残っているのでしょう。

しかしマウンド入口の階段に足を掛ければ雰囲気は一変、きりっとした表情やリングへ向かう背中からはかつてダメ超人と呼ばれていたころの面影はありません。白いマントに身を包み、キン肉マンを待つ大歓声の甲子園へと入場していきます。これで本当に野球の試合が行われていたらどうしましょう

感想

武道の迷い言葉「私は何か間違っていたのか?」には心に来ました。この言葉に対しネメシスは間違っていないと肯定して見せました。しかしこれはネメシスの立場からすれば当たり前のことで、完璧超人の理念を否定することは自分の生き方や自害した無量大数軍たちを否定することにもつながります。
もしこれがネメシスではなく他の完璧超人始祖への問いかけだったなら、また別の答えを聞くことができたでしょう。しかし始祖たちはもういません。そう、ゴールドマンを除きです。そのゴールドマンとの試合があればこの答えを聞くことができかもしれません。注目したいところです。

リングへ向かうキン肉マンのカットがとても格好良い。全身を白いマントで包んでいますがコスチュームはどうなのでしょうか?懐かしのコスチュームが出てくるかそれとも新コスチュームか、こちらも気になります。