キン肉マン第183話「悲しき肉のカーテン!!の巻」感想

キン肉マン第183話「悲しき肉のカーテン!!」の巻の感想です。かつては投獄の憂き目にあいながらもキン肉族を想い、真弓にその未来を託したネメシス。しかし彼はすでに「キン肉族を滅ぼすことしか考えていない」と言い放ちます。ネメシスの心境を変化させた出来事とはいったいなんだったのでしょうか?

「肉のカーテン」すべての答えがそこにある

肉のカーテン

ネメシスはその理由を「肉のカーテン」と答えます。さらに「肉のカーテン」を「呪われた歴史の産物」と見なします。キン肉マンには何のことかさっぱり分かりません。真弓が口にするのをはばかり、完璧超人となっていたネメシスが下界に降りてまで介入しようとした「あの事件」とは?

そもそも「肉のカーテン」の由来はこうでした。敵軍に捕らわれたキン肉タツノリが三日三晩にわたり敵の拷問を耐え忍び奇跡の生還を果たした、その立役者が「肉のカーテン」でした。しかし真弓はこれが話のすべてではないというのです。

何故ひとり捕虜となりしかも三日三晩にわたってさえも誰も助けに来ない?

上記の話にはひとつ疑問が残ります。なぜ大王であるキン肉タツノリが一人捕虜となり、それを誰も助けなかったのか。ネメシスはもっともな疑問を問いかけます。

答えはシンプルかつ残酷なものでした。真弓は涙ながらに語ります。「助けは…出なかったのじゃ……」

当時のマッスルガム宮殿はまさに伏魔殿、獅子身中の虫はそこら中におったんじゃ

キン肉タツノリは偉大なる王であり、名君でした。そんなタツノリを民衆は支持する一方で、利権を貪る旧勢力の者たちは次第に危険視していきました。応募超人による「暗殺」をも辞さない程に……。

旧勢力の者たちが引き起こした修羅場は一度や二度ではなく、その度に命の危機にさらされてきました。しかしそんな彼らをタツノリは「慈悲の心」で許し続けたのです。これがタツノリの戦いでした。真弓やスグルから見れば立派な姿勢でしょう。しかしネメシスから見れば彼は「甘い」のです。

アスタリスクは容赦なく槍で貫かれているけど超人はそれぐらいでは死なないのでノーカン。

あれは今から思えばあからさまではないがクーデターに近いものだったのだろう

ネメシスの言葉通り最悪の事態が発生してしまいました。内部の裏切者が手引きをし、祝いの席でタツノリが拐かされたのです。さらに王妃と王子も城にて軟禁状態、救出隊も派遣されず、タツノリ絶体絶命のピンチ!

誰もがタツノリの生還を諦めかけていました。無論この事件を仕組んだ者たちもそれを望んでいます。タツノリが駆逐しようとしたマッスルガム宮殿の闇にキン肉星は再び支配されてしまうのか!?

しかしそこで誰もが予想しなかったことが起こります。なんとタツノリは三日三晩にわたる拷問を肉のカーテンで耐え忍び、敵陣を脱出、無事(とは到底言えませんが)王城に帰還したのです。これが肉のカーテンに関わる逸話の全貌でした。

すべては”慈悲の心”が招いた災厄だ!

この事件の後、旧勢力は立場を失い衰退していきました。しかしこのこともネメシスに言わせれば不穏分子が改心したのではなく身を潜めただけであり、隙を見せれば寝首をかかれるというのです。慈悲の心も根本の解決をすることはできない。根本解決に至れるのは「利権ごとキン肉族を解体すること」だけだというのです。

そしてネメシスはせめてもの譲歩、最後のチャンスとしてさらに信じられない言葉を口にします。「お前たち二人も完璧超人の世界に来い!」「お前たちの持つ力、完璧超人として超人閻魔様の管理する世界でこのオレと共に役立ててみないか」まさかの真弓・スグルに対する完璧超人への勧誘でした。果たしてキン肉マンの答えは――?

感想

ネメシスの”心変わり”の理由。先週いくつか予想しましたが何とか正答することができたのではないでしょうか?やったぜ。本当は説1が一番ありそうかなと思っていたことは秘密です。

助けに行こうとするネメシスと止めるミラージュマン。ネメシスのセリフでは「下界に降りることを許されなかった」とありますが掟があったから出られなかったのではなくミラージュマンが物理的に止めていたんですね。逆に言えばミラージュマンが止めていなければ本当にネメシスは破門覚悟で助けに行っていたことは確実でしょう。1コマで流された話ですがここでのネメシスの葛藤はいろいろとありそうです。

突然の応募超人たち。沢山出てきました。

アスタリスク

ゴアッ ガシ ザクッ 流れるような退場

まず一人目は暗殺超人「アスタリスク」。タツノリを暗殺しに来た超人で、登場の1コマ+退場の1コマの計2コマの出番です。忍者っぽい覆面にアスタリスクがあしらわれた肩当てと胸部が特徴的な超人でした。手に短刀を持っているところを見るとダーティな戦いを得意とする超人なのでしょうか?しかしリング外で戦おうとしたのが運のつき、リーチが全然違う槍で見事なまでに返り討ちにされます。もはや柱の注釈が訃報の如く見えてきます。

次は一気に5人、「ザ・ペンシルマシーン」「ザ・スレッジハンマー」「THE ケンザン」「アムドロイド」「ウォーコング」。タツノリを誘拐し三日三晩拷問し続けた超人たちです。

ザ・ペンシルマシーン

バカリズムが考案した超人

まず「ザ・ペンシルマシーン」。スキンヘッドで額に『削』、体は四角く胸部に大きな穴が開いています。これすなわち『鉛筆削り』の超人でしょう。応募したのは「升野英知さん」、「バカリズム」の芸名の方がわかりやすいでしょう。ある番組の企画で作った超人で、実際にゆでたまご先生に見てもらい高評価をもらった栄えある超人でもあります。必殺技は呪いのローラーのように胸の穴で超人を頭から削り殺す「地獄超人削り」。恐ろしい。今週の話では「地獄超人削り」は使わず、削った巨大鉛筆でタツノリを存分に痛めつけています。

ザ・スレッジハンマー

次に「ザ・スレッジハンマー」。これもわかりやすい、左最前の腕がハンマーになっている超人だと思われます。一見わかりにくいですが、両腕がハンマーになっているようです。頭がハンマーになってるハンマーヘッドよりも戦いやすそうです。またハンマーの先からちゃんと手が出せるようになっているのでジャンクマンよりも生活しやすそうですね。

THE ケンザン

次は「THE ケンザン」。恐らくは左中段のトゲトゲした髪と腕の超人だと思われます。名前が剣山だし。腕や足に穴と思われる斑点があり、そこから更なる棘を出し強力な攻撃を仕掛けるのではないでしょうか。じゃあ何でこの時に出していないの?と問われるとTHE ケンザンが紳士だからとしか考えられません。超人は見た目によらないのです。

ウォーコング?

腕バレーボール超人

最後に「アムドロイド」「ウォーコング」。残り二人がこの二名なのでしょうが確定するには決め手に欠けます。「アムドロイド→アンドロイド→機械」と考えれば機械っぽいコスチュームの右手前のバレーボールを腕に付けた超人がアムドロイドのような気がします。しかし「ウォーコング→コング→ゴリラ→ゴリマッチョ体型」と考えればがっちり体型の腕バレーボール超人がウォーコングにも思えてきます。

アムドロイド?

小さくてわかり難いが左のコマの胸部に「13」脚部に「5」と書かれている

それではもう一方の左最後列の超人で決めようとするとそれはそれで難題です。顔は♂マークと♀マークを組み合わせたような図形で、体は囚人服のように縞々で各縞には謎の数字が書かれています。しかもこの数字倒れているコマでは無くなっているのです。謎は深まるばかり。そして手に持つのはおそらくハンマー…まさかお前が「ザ・スレッジハンマー」だというのか!?

そんな6人の超人たちですが悲しい哉、セリフが貰えたのはザ・ペンシルマシーンだけ。みんな彗星の如く現れ、そして去ってゆきました。多分キン肉星の黒歴史として記録からも抹消されていると思うけど、みんなは覚えていてあげようね。

勧誘

ちゃんと武道には許可取りました?

ネメシスの勧誘。まさかの展開で度肝を抜かれました。スグルはまだわかりますがなぜか真弓も一緒に誘ってしまうネメシス。流石に超人閻魔も怒るのでは?気になるのは来週のキン肉マンの反応です。まさか完璧超人陣営に移るということはないでしょうが一体どうなってしまうのか?「交渉決裂→試合再開」か?それともまた一波乱あるのか?

といったところで今週の感想を終わります。お読みいただきありがとうございました。

前回キン肉マン第182話「サダハルとの約束!の巻」感想

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