176話 歴史を変える一日!!の巻 感想

ネメシス

キン肉マン 第176話「歴史を変える一日!!の巻」の感想です。弱腰のキン肉マンを命がけで説得したネプチューンマン(ただし懸けたのはキン肉マンの命)。言葉でなく拳で交わした激励を胸に、キン肉マンはメディカルサスペンションへ戻り、決戦への時を待ったのでした。

新時代を迎える朝!

メディカルサスペンションが解除され、キン肉マンもネメシスも共に怪我が回復、体調もバッチリコン。

「昨日はひどいことを言ってしまった」とウォーズマンに謝るキン肉マン。それに対しウォーズマンは「お前の力を知っているのは お前と戦った俺たちだ。それを今日戦うネメシスにもちゃんと見せてやれ」と檄を飛ばします。

「俺たち」というのはウォーズマンだけでなく今まで戦った数々の超人たち、特にリングで対峙した完璧超人のネプチューンマンとピークア・ブーも当然含まれています。

昨夜のネプチューンマンとピークア・ブーとの対面について、空気を読みミート君には一切話さないウォーズマン。体は機械だが心はさに非ず、情を汲み気遣ってやることができる熱い男です。

今日は甲子園で満塁ホームランじゃ!

超満員の阪神甲子園球場。意気揚々とやってきたもののラッキーゾーンでの一戦を思い出すキン肉マン。間借りしたラッキーゾーンで野球のおまけとして試合をさせられましたね。

私は何か間違っていたのか?

完璧超人側の控室で対峙するネメシスをストロング・ザ・武道(超人閻魔)。あれだけいた無量大数軍・完璧超人始祖たちは散り、残るのはこの二人だけ。

そんな中、武道はネメシスに語ります。「ずっと欺いていたことへの非礼」「完璧超人の門を叩いてくれたことに対する喜び」「ネメシスへの期待・信頼」そして「自分の迷い」。かつては同じ志を持っていた者たちが戦いで敗れ去り、あるいは自ら袂を分かち、ひとりひとりと自分の下から姿を消していきました。一度はダンベルの掟によって消失するはずだった自分の命が助かってしまった。そして生まれた迷いが上記の言葉を武道の口から吐露させたのです。

その言葉に対しネメシスは即座に答えます。「自分が完璧超人の理念に救われたこと」「完璧超人の理念こそが世を導く教えであること」「それを証明するためにキン肉スグルを必ず倒すこと」。

武道の「迷い」も「控室の天井が低いこと」も「ベンチがひん曲がっていること」もネメシスの目には映りません。ただひたすらに完璧超人の理念を信じています。そんな愚直なネメシスに対し武道は立ち上がり「期待している」と声を掛けました。

キン肉族としての矜持を携えて!

自分の試合を野球のおまけと思い込みラッキーゾーンのある外野へと向かおうとするキン肉マン。テリーマンやミート君がベンチからグラウンドへ出るよう促しても「野球の邪魔して審判や監督に怒鳴られても私は知らんぞ~」と疑心暗鬼。よほど思い出に残っているのでしょう。

しかしマウンド入口の階段に足を掛ければ雰囲気は一変、きりっとした表情やリングへ向かう背中からはかつてダメ超人と呼ばれていたころの面影はありません。白いマントに身を包み、キン肉マンを待つ大歓声の甲子園へと入場していきます。これで本当に野球の試合が行われていたらどうしましょう

感想

武道の迷い言葉「私は何か間違っていたのか?」には心に来ました。この言葉に対しネメシスは間違っていないと肯定して見せました。しかしこれはネメシスの立場からすれば当たり前のことで、完璧超人の理念を否定することは自分の生き方や自害した無量大数軍たちを否定することにもつながります。
もしこれがネメシスではなく他の完璧超人始祖への問いかけだったなら、また別の答えを聞くことができたでしょう。しかし始祖たちはもういません。そう、ゴールドマンを除きです。そのゴールドマンとの試合があればこの答えを聞くことができかもしれません。注目したいところです。

リングへ向かうキン肉マンのカットがとても格好良い。全身を白いマントで包んでいますがコスチュームはどうなのでしょうか?懐かしのコスチュームが出てくるかそれとも新コスチュームか、こちらも気になります。

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